はじめに

スター・ウォーズ未経験で「どこから始めればいいかわからない」方向けに、初心者が踏み出しやすい構成でまとめます。まずは見る順(おすすめ)、次にエピソードごとの詳しいあらすじ、主要キャラクター、各作の見どころを整理します。
見る順番のおすすめ
:4→5→6→1→2→3→7→8→9
公開順は物語の驚きや象徴的なシーンをそのまま体験でき、世界観の把握が自然です。
:1→2→3→4→5→6→7→8→9
ちなみにスターウォーズのエピソードを簡単に分けると
- 旧三部作(4→5→6)
- 前日譚(1→2→3)
- 新三部作(7→8→9)
というような感じ。
エピソード1 ファントム・メナス
- 詳しいあらすじ
銀河共和国は貿易紛争で揺れ、惑星ナブーが危機に陥る。若きジェダイ(ライトセーバーを使い銀河の平和のために戦う騎士)であるクワイ=ガン・ジンと弟子オビ=ワン・ケノービが事態解決に向かう途中、運命的にアナキン・スカイウォーカーという孤児の少年と出会う。アナキンはフォースの力(直感や念動力などを使える)に恵まれており、クワイ=ガンは彼の才能を見抜いてジェダイに連れて行こうとする。一方で、影で暗躍するシス(フォースの暗黒面を使う者)の策略が進み、共和国の政治的腐敗や陰謀の萌芽が描かれる。 - 主要キャラ
クワイ=ガン・ジン、オビ=ワン・ケノービ、若きアナキン、パドメ(女王)、メイス・ウィンドゥ、ダース・シディアス(陰の存在)。 - 何が面白いか
スター・ウォーズの世界観の拡張と設定説明が多く、アナキンという後の重要人物の原点を知れる点が興味深い。
エピソード2 クローンの攻撃
- 詳しいあらすじ
数年後、共和国は分離主義の台頭と不穏な軍備拡張によって危機に瀕する。オビ=ワンは陰謀の痕跡を追い、アナキンは騎士として任務に就く中で元女王パドメに護衛として付き添い、二人は互いに惹かれ合う。ジェダイの禁忌である感情や執着がアナキンの心を揺らし、同時に共和国側は「クローン軍」の存在を知らされる。物語は政治的駆け引きと個人の情感が絡み合い、やがて大規模な戦争へと向かう前兆を描く。 - 主要キャラ
アナキン(青年)、オビ=ワン、パドメ、カウィス(政敵)、クローン兵団、ドロイド関係者。 - 何が面白いか
戦争の足音と個人の葛藤が同時進行し、アナキンの内面変化や恋愛が物語を動かす点がドラマティック。
エピソード3 シスの復讐
- 詳しいあらすじ
クローン戦争の最中、政治的混乱を利用して最高議長パルパティーン(銀河帝国の皇帝)が影で権力を固める。アナキンは愛する者の安全を願うあまり恐れと怒りに支配され、次第にパルパティーンのそそのかされていく。ジェダイ評議会と共和国の崩壊、アナキンのダークサイド落ち(ダース・ベイダー誕生)、そしてオビ=ワンとの悲劇的な決闘が連続する。物語は旧共和国の終焉と銀河帝国の成立、そして希望の芽が未来へ残される瞬間を描く。 - 主要キャラ
アナキン(ベイダーへ変貌)、オビ=ワン、パルパティーン(皇帝)、パドメ、ヨーダ、ジェダイ評議会。 - 何が面白いか
登場人物の心理的転換と大規模な歴史変動が同時に描かれるため、悲劇のクライマックスとして強烈な印象を残す。
エピソード4 新たなる希望
- 詳しいあらすじ
若き農夫ルーク・スカイウォーカーは田舎で平穏に暮らしていたが、レイア姫(反乱軍のリーダー)のメッセージを偶然受け取ったことから反乱に巻き込まれる。老人ジェダイのオビ=ワンはルークにフォースの存在を教え、密輸業者ハン・ソロとチューバッカと共にレイア救出へ向かう。帝国の究極兵器デス・スターを巡る攻防、仲間たちの結束、ルークの英雄としての一歩が描かれる。 - 主要キャラ
ルーク、レイア姫、ハン・ソロ、オビ=ワン、ダース・ベイダー、R2-D2、C-3PO。 - 何が面白いか
王道の冒険譚と明快な善悪の対立、映画音楽と映像美が相まって初見でも入り込みやすい。
エピソード5 帝国の逆襲
- 詳しいあらすじ
反乱軍は帝国の反撃で追い詰められる。ルークはヨーダ(ジェダイの中でも最も賢く、最強のマスター)のもとで厳しい修行を受けるが、未熟さから危機に陥る。ハンとレイアは帝国の罠にかかり、仲間は分断される。物語は希望よりも挫折と試練に重心があり、中盤で重大な秘密(血縁や正体)や決定的な敗北が明かされる。登場人物たちは個々の弱さと向き合いながら次の戦いに備える。 - 主要キャラ
ルーク、レイア、ハン、ダース・ベイダー、ヨーダ、ルークの師匠側の人物。 - 何が面白いか
キャラクターの深掘りと感情の厚み、そして映画史に残る衝撃的な展開が魅力。
エピソード6 ジェダイの帰還
- 詳しいあらすじ
反乱軍は帝国の新たな脅威に対抗する最後の作戦を計画する。ルークは父と向き合い、ダース・ベイダーと皇帝との最終対決に挑む。救済と贖罪、そして仲間たちの奮闘が重なり合い、帝国の崩壊と反乱軍の勝利で物語は一つの区切りを迎える。だが代償や別れもあり、未来へつながる希望が残される形で幕を閉じる。 - 主要キャラ
ルーク、ダース・ベイダー(アナキン)、皇帝、レイア、ハン、仲間たち。 - 何が面白いか
感情的な決着と派手な戦闘、シリーズ初期のテーマ(家族、救済、勇気)の回収が満足感を与える。
エピソード7 フォースの覚醒
- 詳しいあらすじ
長い年月を経て銀河は新たな秩序と混乱に揺れる。孤独な廃品回収者の少女レイは、ある出来事をきっかけに自分に宿るフォースの兆候を自覚する。逃亡兵フィン、パイロットのポー、そして伝説の英雄ハン・ソロたちが交錯し、新たな敵ファースト・オーダーと暗黒の後継者カイロ・レンが台頭する。レイの旅立ちと古参キャラの再登場が、旧作への橋渡しとして描かれる。 - 主要キャラ
レイ、フィン、ポー・ダメロン、カイロ・レン、ハン・ソロ、レイア。 - 何が面白いか
新旧世代の関係性、現代的な演出、キャラクターの再会による懐かしさと新鮮さのバランス。
エピソード8 最後のジェダイ
- 詳しいあらすじ
レイは伝説のルークを訪ね、ジェダイの在り方と自分の道について問う。ルークは過去の過ちを抱えており、新たな解釈の下でフォースや英雄神話が再検討される。抵抗勢力は追い詰められ、仲間の犠牲と小さな勝利がリアルに描かれる。カイロ・レンとレイの関係は複雑化し、物語は期待を裏切る選択や深い問いかけを観客に突き付ける。 - 主要キャラ
レイ、ルーク、カイロ・レン、レイア、フィン、ポー。 - 何が面白いか
テーマ的に挑戦的で、伝統的なヒーローモデルに疑問を投げかける点が強烈。映像表現も大胆。
エピソード9 スカイウォーカーの夜明け
- 詳しいあらすじ
長年にわたるスカイウォーカーの物語に決着をつけるべく、各勢力が最終戦に臨む。レイは自分の出自と向き合い、カイロ・レンとの最終的な和解か決裂かを迎える。過去の遺産、仲間たちの奮闘、そして新たな希望の継承が主要テーマとなり、シリーズ全体のテーマを総括する形でクライマックスを迎える。エンディングは解釈の幅を残しつつ大きな一区切りを付ける。 - 主要キャラ
レイ、カイロ・レン、フィン、ポー、レイアの影響。 - 何が面白いか
長期の物語を締めくくる集大成感とファンへの答え合わせ的要素が楽しめる。
視聴の注意とおすすめの楽しみ方
・まずはエピソード4を観て「世界の感触」を掴む。合わなければ無理に続ける必要はない。
・観るときは登場人物の関係図(スカイウォーカー家、ジェダイとシス、反乱軍と帝国)を頭の中で軽く把握すると理解が深まる。
・特に旧三部作は、公開されたのが昔ということもあって映像が古いから物足りなく感じてしまうかも。それ以降は映像もきれいになっていって見やすくなるため少し我慢して見てみてほしい。



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